アーケードのリラックスチェアーに寝そべっている。
しばらくして、また通りがかっても、まだ同じ体勢。近くにいってみると「ここからがいいんだよ」というので、同じ角度からヤシの木を見上げてみる。本当に、いい眺め。
「なんだか、海に来たみたい…」というと、
「え?ここは、砂漠だよ」
「砂漠かぁ。砂漠って考えたことなかったよ。でも、ここから見てみると確かに砂漠にいる感じにも思えてきた…」
しばらくして、またアーケードに行くと、
「さばくのうた~さばく・さばく~」と自分のつくり歌を歌いながらヤシの木の周りをまわっていました。
気持ちを分かち合えたという気分から自然に歌が出てきたのかな…
一人ひとり、それぞれのやっていることに理由がある。
そこに寄り添わないで、「今は何の時間?今は○○する時間でしょ?」など、時間で管理しようとすることだけは避けたい。まずは気持ちを感じてみることが何よりも子どもの姿の理解に近づける一歩。