学生さんなどが園見学に来ると、近くの子どもたちに「せいわようちえんを見に来てくれたんだって。園庭では、何がおすすめかなぁ?」と聞いてみることがある。
近くにいた子どもたちが「ちょっと、きてみて。」と、学生さんの手をつないで連れて行ったのは、けやきの木の近く。「これはね。絶対いつでもセミがいる木なんだよ。すごいでしょ?」
「あとね。もう一つ、教えたいのがある。」といって、連れて行ってくれたのが、柑橘系の木の近く。なんとかお姉さんたちに採ってあげたくて、ジャンプしたり近くの木に足をかけてみたりして、やっと採れました。「これ、まだはっきり何の実か、わからないんだ。」「皮を爪でこするといい匂いがするんだよ。ちっちゃいゆずみたいでしょ。」「それね。特別にお土産だよ。」
たくさんの木の中で、自分だけの特別な木が、それぞれ心にしっかり刻まれていました。そして、見学者に、自分たちにとって自慢なものを自分のことばで紹介することに積極的ということは、園庭がしっかり自分たちの居場所となってきています。
この木がたくさん植えられている園庭ができて、もうすぐ1年がたちます。
園庭の完成形はなく、木々も育ち遊び拠点も変化をしていく園庭。
先月、100mの井戸を掘ったので、もっと水を近くに感じられる環境づくりを計画中です!